柔らかくてあたたかいニットは、寒い時期に欠かせない定番ファッションアイテムです。しかし、かさばる上に、シワになりやすいことから、その収納方法に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ニットを傷めずに収納する方法をご紹介します。シーズン中とシーズンオフにわけて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.シーズン中のニットの収納方法
まずは、シーズン中のニットの収納方法をご紹介します。シーズン中には、どのニットがどこにあるのかが一目でわかるように収納するのがポイントです。また、ニットは、複数回着用してから洗濯することが多いため、着用したものをすぐにしまわず、一度ハンガーにかけて、汗や湿気をとってから収納するようにしましょう。
1-1.引き出しに入れる
厚みのあるニットは、引き出し型のケースに収納するのがオススメです。クリアのものを選んでおけば、どのニットがどこにあるのか、一目でわかるので快適に使用できるでしょう。また、引き出しケースは、トップスやパンツハンガーを吊している下の部分に設置することで、デッドスペースを有効活用することにもつながります。
ニットはとても柔らかい素材でできているので、ぎゅうぎゅうに押し込んでしまうと、生地を傷めてしまう可能性があります。無理に押し込まずに、余裕をもって収納するのがポイントです。また、薄手のニットはたたんで収納すると、シワができやすくなります。そういった場合には、タオルを挟んで一緒にたたむことで、シワを軽減することが可能です。
1-2.茶箱に入れる
今はあまり馴染みがないですが、大切なニットを茶箱に入れて収納する方法もあります。茶箱というのは、その名の通りお茶を保管するために使用する箱です。湿気はもちろん、虫を防ぐ効果が期待できるため、大切なニットの収納にも最適です。また、高級感とぬくもりのある見た目なので、クローゼットの外にインテリアとして飾ることもできます。
1-3.吊り下げ収納ラック
ハンガーホルダーにスペースが余っているという場合には、吊り下げ収納ラックを活用しましょう。吊り下げ収納ラックとは、ポールに固定できる縦長のホルダーです。仕切りがついているため、ニットをたたんだ状態で収納することが可能です。クローゼットを開けたときに、一目ですべてのニットが見渡せる便利さから、人気を集めています。
ぺたんこにしてホルダーに入れてしまうと、たたみジワがついてしまうため、一つひとつの仕切りの高さに余裕があるホルダーを選ぶのがポイントです。
1-4.ハンガーにかける
ハンガーの跡がついてしまったり、重さによって生地が伸びてしまったりするため、敬遠されがちなハンガーですが、かけ方を工夫すれば、ニットを傷めずに収納することも可能です。
まずは、ニットを縦方向に2つ折りにしてください。次に、脇の下のラインにハンガーがくるようにしてかけるだけで完成です。この方法でかければ、生地へ与えるダメージを最小限にできます。
2.シーズンオフのニット収納方法
ここでは、シーズンオフのニット収納方法をご紹介します。
2-1.収納の前の下準備
まずは、ニットを収納する前に、かならず洗濯・クリーニングをおこなうようにしましょう。ニットに付着した汗や汚れは、虫の大好物です。虫食いを避けるために、かならず綺麗にし、防虫剤を入れてから収納するようにしてください。
クリーニングに出した場合には、ビニールカバーがかけられた状態で戻っていきます。収納する際、このビニールカバーを取り除いてから収納するようにしてください。なぜなら、これらのビニールカバーは、ホコリの付着を防ぐためのもので、長期保存には向かないからです。また、空気を循環させないため、湿気を内部にためやすく、カビの原因にもなってしまいます。カバーが必要な場合には、衣類収納用の専用カバーを活用しましょう。
また、下準備として、収納場所の掃除も忘れずにおこないましょう。ホコリや塵は虫のエサになってしまうため、しっかりと掃除機をかけ、拭き掃除をおこなってください。湿気がたまるとカビの原因になります。衣類を収納する前に、クローゼットの扉を開け、風通しをよくしておきましょう。
2-2.たたんで収納ケースに入れる
もっとも一般的な方法は、ニットをたたんで収納ケースに入れるという方法です。その場合、積み重ねるように入れるのではなく、立てて収納するのがオススメです。そうすることで、下の方にあるニットが押しつぶされてしまったり、型崩れが起きやすくなったりするのを防ぐことができます。
2-3.圧縮袋を活用する
収納スペースが限られているという場合には、圧縮袋を使用するとよいでしょう。圧縮袋は嵩を減らせるというだけでなく、虫食いや湿気への対策としても役立ちます。ただし、圧縮しすぎてしまうと、ニットがぺたんこになって型崩れの原因となるため、空気を抜きすぎないように注意しましょう。
3.まとめ
今回は、ニットの収納方法について、シーズン中とシーズンオフにわけてポイントをご紹介しました。シーズン中の収納は、シワや型崩れに気をつけながら、見やすく収納するのがポイントです。シーズンオフには、虫食いや湿気の被害からニットを守るための工夫をしましょう。
高田馬場にあります「フィットニット」では、ニットの修理やお直しなど、年間1万枚以上承っております。自社で受付から修理まですべて自社で行っているため、低価格でありながら高いクオリティをご提供できます。全国配送にも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
